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僕は貧困している。 困窮していると言ったほうがわかりやすい、
毎日、数百円にもならない仕事をしている。
生活支援や就労支援を受けているといったほうがわかりやすいが、
即座にバイト出来るだけのスキルが無いから、
とりあえず、就労継続支援B型で働く習慣をつけるために、
平日通えるように努力しているといったところなのだが、
このお金を手にしても、貧しい気持ちにしかならない。
労働して対価を得るのが普通の事なのなら、
もっと働かなければ、もっと報酬を得られないわけであり、
そのためにはどんどんと専門の機械を増やして、
その機械の働きで皆を豊かにすることが一番なわけだが、
僕はその恩恵に預かってもせいぜい、
古着を買いに行って、親が汗水かいて働いたお金で作ってくれた、
ご飯をたべるくらいのことである、親に感謝して有難う。
働きに働いても、得られる収入には限界があるだろうし、
個人がいくら機械に頼ったとしても、時給は1500円にはならないと、
何故か、わかってしまう瞬間がある。
人間は単純労働だけでは、いくら利口に働いたとしても、
機械の代わりになれないし、機械に頼ったとしても機械の限界が存在している故、
どれだけ頑張っても収入が増えるのには限界がある。
僕がいくら頑張ったところで数十円くらいしか、給与アップにはならないし、
どれだけ働いている人のやる気を評価するといっても、
物が売れなければ、そもそも僕らの手元にお金が回ってくることすらない。
誰かが欲しいと思うものを作らなければ一生このように回り続けていくし、
誰かが欲しいと思うものを作り続ける限り、ずっと人は働き方を変えたりできず、
いくら待っていても、感情は目減りする一方で、戻ってこない。
そんなことを感じながら、今こうしてタイピングしてる時間もまた、
貧困を強く感じるわけで、僕は、とても惨めだ。